この記事では、短期間で高いスコアが欲しい大学生や社会人の方向けに、パートごとの対策の優先順位について解説します。
結論からお伝えすると、限られた時間でスコアを最大化するための優先順位は以下の通りです。
Part 2 > Part 3・4 ≧ Part 5 >>> Part 7 >>>> Part 6 ≧ Part 1
この記事を読めば、迷いなく最短ルートで学習を進められるようになるはずです。
※この記事で推奨する内容は、すでに大学受験時の貯金や過去の学習の蓄積で基礎が固まっている人向けのものです。
ざっくりとした目安として、大学受験レベルの単語と文法が固まっていて、対策なしでもTOEIC500点後半~600点を取れる人が対象です。
基礎が固まっていない人は焦らず単語文法をやってからパート別の対策に移りましょう。
パート2
パート2は、全パートの中で最も投資対効果(ROI)が高く、優先すべきセクションです。
理由は、1問あたりの負荷が圧倒的に軽く、演習量を短期間で稼げるからです。
パート2の問題を 1問解くのに要する時間は約20秒です。
パート3・4の1セット(約80〜90秒)と比較して、復習にかかる労力も格段に少なくて済みます。
加えて、パート2は問題用紙に一切のヒントがないため、テキストを開かずに「耳だけ」で対策が可能です。
移動中などの隙間時間でも本質的なトレーニングができるため、多忙な人に最適です。
5日間、1日2〜3時間をパート2に集中投下すれば、正答率8.5〜9割を安定させることは十分に現実的です。
まずは短期間でパート2を得意分野にしたうえで、パート3、4やリーディング対策に進むのが最も効率的です。

パート2のより詳しい勉強法はこの記事で解説しています。
パート3、4
リスニングの配点の大部分を占める以上、パート3・4の優先度も必然的に高くなります。
この記事を読んでいる人はすでに基礎はできていて、パート3、4の英文が全く聞き取れず歯が立たないということはないはずです。
おそらく足りないのは形式慣れと演習量だと思います。
そこでやるべきなのは、
①先読みの訓練
②本番と同等もしくはそれより難しい教材での演習
この二つです。
一つの英文をじっくり復習するのも大事ではありますが、すでに基礎力があってスコアだけ欲しいという人は、量重視で問題をどんどん解いていくのが効率的かもしれません。
パート5
リーディングセクションの中で、最も優先して対策すべきなのがパート5です。
理由は、暗記と慣れの要素が強く、勉強量に比例して正答率が伸びやすいからです。
最近難化しているとはいえ、出題パターンはある程度限られており、理解を伴った演習を積み重ねれば、他のパートより短期間で攻略できます。
また、パート5を解くスピードを上げることで、パート7の正答率アップが見込めます。
例えば、現在パート5に15分かけている人が10分に短縮できれば、余った5分でパート7の最後の難所(トリプルパッセージ)を1題解くことが可能です。
パート7が全然解き終わらないという人は、速読力や情報処理能力に問題があるのではなく、パート5に時間がかかりすぎているということも珍しくありません。
パート7で悩む前に、一旦パート5対策に専念して10~12分以内に8.5割くらい取れるようにするのがおすすめです。
パート7
パート7は、長期的にスコアアップを狙いたい人にとっては対策必須ですが、本番まで時間がない場合は対策の優先度が下がります。
理由は、純粋な読解力と高い情報処理能力が求められ、数週間で劇的に正答率を上げるのが非常に難しいからです。
「手っ取り早く800点を取りたい」という状況であれば、まずはリスニングとパート5に注力した方が近道になります。
パート7に関してはいろんな教材に手を出すのではなく、
「公式問題集を丁寧に復習し、自分の誤答パターンを分析して改善していく」
これだけは最低限意識しましょう。
パート6
パート6は、パート5(文法・語彙)とパート7(読解)の要素が融合した形式であり、個別対策の優先度は下がります。
よほどパート6だけが苦手という場合を除き、他の主要パートの演習を通じて、形式に慣れる程度で十分です。
パート1
パート1は決して簡単ではなく、満点を取るのはかなり難しいです。
ただ、基礎力がある人なら対策なしでも1ミスか2ミスに抑えることはそこまで難しくありません。
1ミスから満点にする労力と、それによって得られるリターンを考えたときにどうしても他のパートよりも優先度は低くなります。
まとめ:今すぐやるべきなのはパート2、3、4、5
本番までもう時間がないという人は、
①公式問題集を解いて現状の実力を把握
②5日間パート2に注力して得点源にする
③パート3、4の問題やりつつ、パート5の教材を進める
この流れを意識してみてください。
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